2014年2月2日日曜日

高解像度、それは君が見た光―映像処理X-Realityってどこまで変わるんだ?

ソニーモバイルさんからXperia Z Ultraを借りているのでガシガシ使っているわけですが
「写真を、映像を、みんなで共有できる大きさですよね(ニッコリ」
ってな感じだったので映像機能を使ってみることに。

世界で一番美しいディスプレイを作った―という言葉にうそ偽りないスペックの
高解像度・広色域ディスプレイ×映像処理X-Reality for mobileの合わせ技だけに
ソニーモバイルさんもココはプッシュしていたように記憶しています。



いつまでも付きまとう問題のひとつに「解像度」があると個人的には思っています。
表示するデバイスにしても、基のソースとしても・・・。

旧機種から持ってきたコンテンツがどれぐらい見るに耐えうるものなのか?
新機種に持っていったら汚く見えるという話はありがちですし…特にカメラで撮影した画像。
思い出が詰まっているから移動したのはいいものの…汚く見えてがっかり、だと残念ですよね?

ということで、今回はそこらへんの話でもしようと思ったのですが
あいにくカメラをあまり使わない方(見せられるレベルのものがない)ので
旧世代で使っていたコンテンツ(映像やアプリとか)をXperia Z Ultra使うとどうなるのか…
を見て行きたいと思っています。


追記:X-Reality for mobileはソフトウェア実装なので、スクリーンショットで差がわかりますが
トリルミナスディスプレイはハードウェアなので、スクリーンショットでは差がわかりません。
実際のXperia Z Ultraでは大きな差が確認できるものの、PCや他機種では確認ができない…という
こともあると思われますので、そこらへんを気にしつつご覧いただければと思います。



今回は、
他の機種向けに変換した動画
普通のゲームアプリ
フルHDぐらいの画像
の3つで比較して見ました。



まず最初、他の機種向けに変換した動画。

見た結果、ヒョエーとなりました。
ヒョエーですよヒョエー。
答えは簡単
荒が目立ちまくる…。














こんな感じ。
良くも悪くもくっきりはっきり。
元がDVDの画質を、ワークシャープなどの加工をして少し引き伸ばしたものなのですが
(ちなみに、その変換先のスマホでは満足行くレベルの画質です)

想像よりも、個人的には辛い感じの映像でした。

あれこれいじっていると、Xperiaにはソニー独自の設定があるのを思い出しました。

ブラビアエンジンやClearAudioなど、さまざまな設定が今回も搭載されています。

設定は上の画像のように、
ムービーアプリを開き再生画面を表示→…を縦にしたアイコンをタッチ→画面設定か
通知領域→設定→画面設定から行えます。

無事画面設定を開くことができれば、このような画面に移ります、
Xperia Z Ultraは、X-Reality for mobileというブラビアエンジンの上位版みたいなものが載っているようです。
自分には、「写真とムービーをくっきりあざやかに映像表現する設定」が好みとどうも合っていないようなので、チェックをはずしてみることに。

戻るボタンをタップすると、映像の表現方法が確かに変わりました。

こんな感じです。

比較用に、元の画像です
  

どうでしょうか…、この微妙かもしれない差ですが…。
中央やや右よりの、白地に黒のぶちぶちの布のあたりは、差がわかりやすいのではないでしょうか。



動画で動くとかなりの差です。X-Realityは確かに映像がくっきり、はっきりと鮮やかに
表現されていることはわかります。

X-Reality for mobileに関してはITMediaさんで開発者の方々が答えているので
興味を持った人はこちらからどうぞ


ちなみに、上のインタビューにもあるとおり、他のアプリでもこの設定は有効になるようで
ゲームアプリなどを起動したときに流れるムービーも、当然のごとく対象内です。

 
左がX-RealityがON、右がX-RealityがOFFの状態です。
サムネイルの状態でも、輪郭部分の差や、色の鮮やかさの差がわかると思われます。
文字のあたりが一番わかりやすいかもしれませんね。


少し文字がガタついているような気がして、違和感が…。
そういうフォントだと思えばいいのかもしれませんけど。
「プ」と「。」に強い違和感が…。「。」にいたっては、みたいになっていますし…。

   
キャラクターの比較です。これは好き嫌いで分かれそうですが、
白くなってしまっている部分も(左はメガネのフレーム、右は眉毛のあたり)あったりして
残念な感じはあります。


散々いい散らかした今回のX-Realityですが、
悪いところだけじゃなくて、いいところもきちんとあるんです。
ね。上がOFF、下がONです。下のほうが自然に、鮮やかに見えませんか?
くっきりしている部分を切り出してみました。

全体的に明るくなって、締まっている風味になりました。
ただ、これは一部を切り出すよりも、全体で感じ取ったほうがよさそうですね…。
切り出す前に気づくべきだった…。



X-Reality設定は、現状でもかなり良い仕事をしていると思います。
ただ、画像のサイズだったり、色味により相性が出てしまうようです。

ですが、設定をOFFにすれば、もとの画像を引き伸ばしただけになってしまいますが
違和感を抑えることができるのではないかと思います。


効いているのか効いていないのかわからないような設定というよりも、
初心者にもわかりやすい、見た目でパッわかりやすい設定な分
好き嫌いの好みで設定できる手軽さはいいと思います。


そのよさを生かしつつ、輪郭強調だけだったり、色味補正だけだったり、対象アプリ設定だったり…
細かく設定できるメニューがあっても、いいのかもしれません。

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